親子で学ぶ「6歳からのお金入門」-マネー教育で人生を考える6つのステップ-

こんにちは、ちみこです。

ちみこ

突然ですが、お子さんへの「お金の教育」してますか?

「お金の教育」というと、一般的にはなんだか泥臭く、取り上げるにはセンシティブなイメージ。

しかしどうでしょう?
今回紹介するこの本の導入部分に答えはありました。

「子供にお金の苦労をさせたくない」そう話す親御さんが多くいらっしゃいます。でも、苦労させたくない=お金と向き合わない、で果たしてよいものでしょうか?(中略)子ども時代にいつでも欲しいものを買い与えられ、苦労そしてこなかったのに社会人になってから突然「初任給20万円以内で生活しましょう」と言われることの方が苦労するのではないのでしょうか?

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

わたしの話をさせてもらうと、

親に大学進学を反対された時から
受験費用をアルバイトで貯め、
大学の進学費用から学費まで、すべて自分でまかなってきました。

過酷な労働も貧乏暮らしもしてきたつもりでした。

でも、結婚して子供を授かって、それなりに生活できる環境に身を置くようになり、
「将来?貯金?何とかなるでしょ~。どこも同じでしょ~。」と楽観視している自分。

一生付きまとうお金問題に、
あまりにも無知なまま生きてきてしまったそんな自分に、はたと気が付いたのです。

こんな自分がこのまま子どもを育てて、同じ苦労をさせるだけじゃないのか?

子どもと一緒に一から「お金」について学びたい。
裕福に暮らすとか、そうではなくて、
本当の意味で「お金で苦労をしない」子に育ってほしいなあ…と考え始めたとき、この本に出会いました。

この本の著者八木陽子さんは、幼児向け、小学生向けの新しいマネー教育カリキュラムを作成し、
新聞、雑誌、セミナーや講演等でマネー教育の普及に務めていっらしゃる方。
一児の母としての目線で書かれているからこそ、自分に当てはめながら理解を深めることができました。

この本を読んで、わたしなりにまとめたマネー教育のステップは6つ。

順に紹介してきたいと思います。

スポンサーリンク

①お金の価値を知る

この本のタイトルは「6歳からのお金入門」
しかし本文1ページ目には大きくこう書かれていました。

「2歳からできるお金教育」

私は、2歳ぐらいの子供からお金の教育ができるとお話ししています。お金の教育というと、株式投資や難しい経済を学ぶ教育とよく誤解されるのですが、
本来のマネー教育の目的の一つは、お金の価値を知り、「お金を大切にする」「感謝をする気持ち」といった、しつけとしての要素も含むと思います。そのため、幼児や小学生からも実践できます。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

そう。お金教育は2歳からできるのです。
うちの次女は2歳。我が家にとってとてもタイムリーな内容でした。

保育園から家に帰れば、「あいしゅ、い~い?(訳:アイス食べてもいい?)」と。
外出先では「おやちゅ、たべゆ。りんごじゅーしゅ!(訳:おやつ食べる。リンゴジュースも飲みたいから買って。)」
と、いっちょ前におねだり攻撃をしてきます。

お誕生日にはパパママから、じいじばあばから、たくさんのプレゼントをもらいます。
お正月には、なんだか分からないけどきっとステキな紙が入っている、キャラクターの書かれた袋をたくさんもらいます。

そのアイス、おやつ、ジュース、おもちゃ、次女の目には、それらがどんなにすばらしいものに映っていることでしょう。
お金を知らない次女でも、物の価値はなんとなく理解することができています。

5歳になる長女はもちろん、それらがパパやママ、じいじやばあばのお財布から出てくる「お金」で買えることを知っていますし、
みんなが一生懸命働いてお金がもらえることも知っています。

パパ

だからこそ、うちの2人の娘は、物をもらったらきちんと「ありがとう」が言えるんだね。

ちみこ

ええ子に育ったな。

著者八木さんは、その「価値を知る」「感謝をする」ということこそ、マネー教育のスタートだと話します。

スポンサーリンク

②お金をつかう

本書の前半部分では、「おこづかい」について詳しく書かれています。
おこづかいのスタートの時期についてや、「報酬制」にするか「定額制」にするかなど、たくさんの事例を挙げて提案されています。
お年玉やお祝いなどの、大きな額のお金との付き合い方にも触れています。

次のステップは、
「お金をつかう」=「消費者になる」ということです。

本書では、こんな例を挙げています。

大人側としては、些細なおもちゃなどを購入せず、貯金に回していると、つい「よく貯めているね。お菓子とか買わないで、えらいね」と褒めます。
その結果、「いちずに貯めるだけ」になってしまった。貯めるのが美徳、使うのが悪になってしまった、という例です。
もし、「好きなものが買えてよかったね」「おばあちゃんにプレゼントできてよかったね」と褒めていたらどうなったでしょうか。もっと上手に使おうと思うのではないでしょうか。
もちろん、いつも褒めることはできません。購入して失敗したおもちゃについても、反省したり、一緒に話し合ってみるとよいでしょう。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

正しいお金の使い方。
これって、大人でも難しいですよね。

すごく価値のあるものと思って買ったら大失敗。
友達のために一生懸命選んだプレゼント、安物だったけどとても喜ばれた、そんな経験ありませんか?

大人になって経験する失敗は、額が大きいこともざらです。

パパ

そういえば2万円もしたレイコップ、使ってないよね?

ちみこ

子供のうちに小さな失敗をしておくことで、こんな失敗も未然に防げるゾ。

本書では、一緒にスーパーに行って親が買い物をする姿を見せましょう、
と書かれています。

同じ値段でどちらが新鮮な魚かな?
今日はこれを我慢してこっちを買おうかな?と吟味する姿、
なるべく機会を作って見せたいな、と思いました。

正しい消費者になる教育。
難しいけどすごく身近ですよね。

また、他人を思いやる心を生むお金の教育として、こんなことも書かれています。

子供のお金の教育というと、お金第一主義の人間を生むと考える人もいますが、正しくお金の価値を教えることは、お金で買えない価値を知ることで、「しつけ」にもつながります。
お金を大切にする心、他人を思いやる心が生まれるものです。
つまり、お金の教育とは、実は、拝金主義者を生まない教育になるのです。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

最近、絵本の読み聞かせをする中で、世界には困っている子供もいるんだよ、という話をしました。

パパやママがいなかったり、ご飯が食べられなくておなかをすかせていたり、
水道がなくて汚いお水を飲んで病気になってしまう子がいるんだよ、と教えました。

5歳になる長女はとてもショックを受けていて、
それからはご飯を残すことも少なくなり、
水の出しっぱなしにも気を付けるようになりました。

募金箱の前で長女に10円玉を渡して、

「このお金で小さなおやつがひとつ買えるけど、この箱に入れると、
この前お話しした世界の困っている子たちのご飯や鉛筆に変えてくれるんだよ。」

と話をしてみようと思います。

「困っている子を助けるために募金をしようね。」と強制するのではなく、
自身で選択をしてもらいたい。

長女が自分でどういった選択をするのか、楽しみです。

パパ

案外、お菓子買う~って即答したりしてね。

ちみこ

…。まあ、それはそれで。。

スポンサーリンク

③お金をためる

後半に入ると、銀行の役割や金利の仕組みなど、また一歩踏み込んだ内容になっていきます。

知っているつもりでいて、知らなかったり。
改めて人には聞きにくかったり。
ふむふむ、と、勉強させられる内容です。

次のステップは「お金を貯める」

ちみこ

耳が痛いぜ。
貯金額…?聞かないで~。

小中学生以上になったら、今はまだ金利が低いとはいえ、銀行に預けると、お金がふえること、そしてそれはなぜかという側面も説明したいのです。
%の計算は難しくてのみ込めないという子がいますが、通帳で少しづつ利息がついていく過程を見せると、「ちょっと増えた」と感覚的にはつかめます。
少なくても、「積み立てる力」でふえることを実感できます。
子供名義の銀行口座を開いたら、毎年、特別な時にもらったお金を入れておくと、金利がさほどつかない場合でも、「積み立てでお金がふえる」ことを子供は知ることができるのです。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

子どもに銀行の役割や金利の仕組みを教えるという実例で、とても興味深いものがありました。

銀行で貯金をさせようとしても1年で数%の金利(例ではアメリカで年利2%、それでも多い!)でなかなか預けない子供たち。
そこで、家庭独自の「パパ銀行」を開設。

このパパ銀行の金利、なんと「月5%」!!
夢のような金利ですね…。

たちまち子供たちがパパ銀行にお金を預けるようになったという話です。

これは面白い。
子供たちが大きくなって、金利の話を少しでも理解できるようになったら、
うちもパパ銀行を開設してみたいなぁと思います。

ちみこ

金利はパパが払ってね。

そして時代が変わっていくにつれて視野に入れておきたいのが、ネットバンク。
店舗のある銀行の方が今はまだ身近ですが、
なんといっても超低金利。。

年利0.001%って、いくら積めば増えるの?って感じですよね。

うちは貯蓄と投資用の楽天銀行の口座を開設しましたが、
普通預金で0.01%(通常の銀行の10倍!)
楽天証券とのマネーブリッジのおかげで金利はさらに上がって0.1%(なんと通常の銀行の100倍!)

今後はさらにネットが主流の世の中になっていくことでしょうし、
子供たちには、こんな銀行もあるんだよ、ということを知ってほしい。

自分は、耳にはしていてもこの年になるまで知らなかった。

スポンサーリンク

④お金をふやす

次のステップは「お金をふやす」

本書では、株式投資の話にまで深く掘り下げられています。
株の話、親から聞いたことなんてありましたか?

うちは皆無です。。
かろうじて、学校の授業で、公民や政治経済を学ぶ上でさらっと教わった程度でした。

社会に出ても、「どこの株買う?」って話、友達としませんよね。

パパ

ニュースでは毎日、「今日の株と為替の値動きです」って話しているのにね。

ちみこ

矛盾した世の中だぜ。ポイズン!

子どもに株式投資の話をすることは、経済のしくみを理解するうえでとても重要なんです。

「子供たちに株式投資を教えるとは何事だ」「拝金キッズを生み出す」と書かれたものもありました。
また、私自身も「お金や株式を教える教育は、拝金主義の子を助長するだけではないのか」という取材を受けたこともありました。
そんな時に私が答えていたのは、「株式のしくみを教えることは、お金儲けを教えているわけではない」ということです。
株式のしくみを学ぶことは、生きた金融や経済の本質を学ぶきっかけになります。
また、家庭で、「お金」について話すことをタブー視して、そのまま、社会人になったらどうなるのでしょうか。
「お金」について語り合うことは、親の価値観や生き方を子供に伝えているのです。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

株式のしくみを理解するということは、経済の基本中の基本である、
「需要と供給」を学ぶということなんです。

Aの会社は人気が高くて、A社の株が欲しい人が多いから値段が高くなって、
Bの会社はその逆だから値下がりしてるんだよ~ってこと。

基本は、物の値段が決まるのと同じですよね?

また、子どもには、好きなお菓子やおもちゃのメーカーを応援させることから、と紹介されています。

なるほど、「株を購入する」ということは、「会社を応援する」ことなんですよね、元々。

この本を読むまで株式の本質を忘れていました。
自分がすっかり「株式=お金儲け」という頭になっていたんです。

目からウロコじゃないですか?

ゲーム好きのわが家では「桃太郎電鉄」を通して、一緒に遊んで、
投資の基本を学ばせたいなぁと思っています。
(ある意味お金儲けのゲームですけど。笑)

応援したい地元の企業を買収したり、球団をまるごと買ってみたり。
時には株価が暴落して大損してみたり。(ボンビーに憑かれてお金を吸い取られたり。笑)

早く一緒に桃鉄ができるくらい大きくならないかなぁ、と今からワクワクです。

今では、株や為替のシュミレーションができるアプリなんかもありますよね?
この本でも、株式のバーチャルゲームをいくつか紹介していました。

子どもにとっても株式投資がだんだんと身近になってきているのが分かります。

自分の応援している会社がどういったポリシーで会社を運営しているのか、
ニュースで会社名を聞いて「おっ?」っと反応できるような子どもに育つ。

また、株式を通して、
自分もまた社会を動かす人間の一人であるという実感を持たせるのは、非常に有意義なことですよね。

スポンサーリンク

⑤お金を借りる

次のステップは、「お金を借りる」
厳密には、「うかつに借りたら後が大変だよ~」を学んでおく、ということ。

本書では大前提として、友達とのお金の貸し借り、友達からお金をもらう行為はNG、としています。

これはどのご家庭でもうなづけますよね。

そして借金の話を進めるうえで、クレジットカードやその他のお金のトラブルにも触れています。
ネットによる架空請求や不当請求、街中の悪徳商法など。

携帯を持ち始めたころ、不幸のチェーンメールが流行りました。
うっかりクリックしておかしな請求画面たどりつき、万がつく額を目にしました。

ちみこ

怖くて眠れなかったYO。

これらのトラブルを未然に防ぐためにも、小さな失敗で学ばせておく必要があるな、と感じました。

子ども同士でお金の貸し借りはNGとお話してきましたが、借金そのものは悪いわけではありませんよね。(中略)
もし、今、お子さんに教育が必要だったり、家族の住居が必要だった場合に、お金が支払えなければ、「今」というかけがえのない瞬間を大切にできないわけですから、借金をして、お金を工面する選択肢はあり得ます。しかし、それがよい借金であるか、悪い借金であるかは、「きちんと返すことができるか」に尽きます。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

きちんと返すことができるか。

「借りたら返す」は当たり前ですが、それができない大人が多いから、
過払い金のご相談は…などのCMがありふれているんです。

返すという苦労を学ばせる、と考えたときに、
わが家で起きたある出来事を思い出しました。

長女がスーパーでおやつを選んでいるときのこと。

いつもなら絶対に買わない、1000円近くするおもちゃ付きのお菓子がどうしても欲しいと駄々をこねました。
あまりにかたくなな長女に業を煮やし、ある条件を出しました。

それは、1週間、おやつもジュースも買わないよ、ということ。

長女にとってその1週間はかなり長く感じたことでしょう。

一週間でコツコツ返済したような感覚、借金の返済と似ていますよね。

それ以来、高いおやつで駄々をこねることはなくなりました。

パパ

あれ?そうだっけ?

ちみこ

少なくともわたしの前ではね。

お金を借りる怖さを知るうえで、大切になってくるのが銀行と金利のしくみです。

銀行がなぜ預金に対する金利を支払えるのか。
それはもちろん、それ以上に高い金利で「貸し出し」ているからです。

借金の利息、きちんと学ばせておきたいですね。

例えば、あなたは単利と複利の違い、子どもにきちんと説明できますか?

スポンサーリンク

⑥お金を稼ぐ

そしてさいごに、一番重要なステップ。

「お金を稼ぐ」です。

ところで、子供たちと職業や将来の話をすると、必ず「お金持ちになりたい」という子が出てきます。
親としてはドキッとしますね。
でも、私は、人生にとても意欲的な発言だと思うので、まずは子供の気持ちを肯定したいと思います。
そして、「どうしてお金持ちになりたいのか?」「どうやったら、お金持ちになれるのか」を親子で考えてみるチャンスにしたらと提案しています。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

お金を稼ぐということを考える、すなわち職業教育につなげましょう、
と八木さんは言います。

自分のお仕事の話、お子さんにしていますか?

パパやママは何をしてお金をもらっているのか、
自分の身の回りにはどんなこととを仕事にしている人がいるのか、

考えるチャンスはたくさん転がっています。

ちみこ

主婦にもお給料おくれよ~。

パパ

いつもありがとね。

そして、子ども自身が、

「自分の好きなことは?」

「自分の得意なことは?」

と自分自身と向き合うチャンスでもあります。

ちみこ

キッザニア東京、連れていきたいなぁ…。

パパ

旅費、貯めようね。

受験や有名校、一流企業が正しい選択というわけではないと思っていても、他にどうすればよいか困惑していないでしょうか。教育方針に手探りになっているご家庭も多いと思います。
親ができる大切なことは、子供の可能性を信じること。子供の好きなことを応援すること。そして、一緒に職業の引き出しを増やすことだと私は思います。(中略)そして、もう一つ大切なのは、親自身も将来に夢を持つことだと思います。親子二人三脚で、幸せな将来や仕事を描くことができたらと思います。

出典元:6歳からのお金入門,八木陽子

自分の娘たちは何がしたいと言ってくるのか。
何が得意になってどんな人に憧れるのか。

子どもの将来の不安も希望も、すべてがここに集約されますよね。

また、親自身も夢を持ちましょうという言葉にドキリとしました。
即答できない自分がいます。

子どもに夢を語れない、こんな悲しいことってないですね。

みなさんの夢はなんですか?

わたしも考えてみようと思います。

パパ

そういえば、長女は歌って踊れるお医者さんになるって言ってたよ。

ちみこ

いい夢だね。医学部か。学費、貯めなきゃね。

スポンサーリンク

さいごに

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

子どものために自分がお金の勉強を始めるところから始めたいな、と思っていたところ、
一発目でかなりの良書に出会ってしまいました

この本を読み、改めて、自分の子育ての指針を確認することができました。

それは、「自分の力で生きていける人」に育てること。

失敗をしても、苦労をしてもいいんです。
むしろ苦労をして力を培ってほしい。

わたしができることは、そんな逆境に出会ったときにもへこたれない、
強い心を伝えること

へこたれている友人に向き合う、優しい心を伝えること

その一つの段階として、
お金の教育を通して人生を考える、という新しい課題を、
わたしたち親子はいただいたのだな、と思います。

親として、子どもたちと一緒に成長していきたい。
そんな親御さん、すべての人に響く本です。

ちみこ

是非、ご一読ください。

最後に。
この本は、ブロガーの人さん(@blogger_no_hito)の本のプレゼント企画に応募して、
プレゼントしていただいた本でした。

この書評を書く意欲が湧いたのも、
そのために自分なりに深く読み込んだことも、
ブロガーの人さん(@blogger_no_hito)とこの企画のおかけです。

心から、感謝申し上げます。

スポンサーリンク

1 COMMENT

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です